今回は、日本の明るいエネルギー展望で注目を集めたメタンハイドレードを株式投資の観点から見てみたいと思います。
メタンハイドレードは、日本のエネルギー自給の可能性を生む、夢のある次世代エネルギー資源です。この採掘プロジェクトが企業連合により進められてます。必然、プロジェクトに進展があると株価は高騰。採掘成功のニュースが流れたときは、ストップ高を付けた銘柄もありました。現在でも、過去の株価から2倍、3倍を維持している銘柄もあります。この点、長期投資でじっくり持つと、将来の嬉しさがあると筆者は考ます。
今回の記事の内容は以下の通りです。
- メタンハイドレードとは
- メタンハイドレード関連銘柄
- 国際石油開発帝石
- 日本海洋掘削
- 石油資源開発
- 三井海洋開発
- 持つなら現物株でじっくりと
メタンハイドレードとは
2013年3月。日本のエネルギー業界に一つの衝撃的なニュースが走りました。メタンハイドレードの採掘に成功したというニュースです。
メタンハイドレードとは、次世代エネルギーのひとつです。メタンガスが高圧下で固形になったもので、シャーベットのような状態になっています。もともとがメタンガスなので、氷なのに火を付けると燃えます。
これが日本の近海に大量に埋蔵されています。これがメタンハイドレードが注目される理由です。採掘に成功したことが大きなニュースになりました。
日本の近海でエネルギー資源が取れるとなると、これは日本の産業にとって大きなメリットです。今まで海外からの輸入に頼っていたエネルギー資源を、国内で自給自足することができる可能性が出てくるからです。
もっとも、従来は技術的な問題がありました。それは、採掘可能な地域が深海であることによります。深海で資源を採掘するには、専門の高い技術が必要です。このため、長らく採掘は実現不可能と言われていました。
2013年の年度末。技術開発が進み、とうとう試掘に成功したという訳です。日本のエネルギー業界に明るい未来が見えました。採掘は国内企業の連合プロジェクトで進められていました。このため、採掘の成功とともに、プロジェクト参加企業の株価はうなぎのぼり。投資家にとっても大きな利益を得るチャンスとなりました。
メタンハイドレード関連銘柄
そんなメタンハイドレード関連銘柄ですが、どんな企業が候補となるのでしょうか。投資妙味の観点から、具体的な企業を挙げていきましょう。
- 国際石油開発帝石
- 日本海洋掘削
- 石油資源開発
- 三井海洋開発
- 国際石油開発帝石(1605)
エネルギー資源開発のリーディングカンパニーです。メタンハイドレード開発プロジェクトのリーダー的役割を担っています。
メタンハイドレード関連企業の中では、一番規模が大きい銘柄です。株価の高騰が始まるときに、最初に値上がりを始めるのもこの企業です。株式市場でも、メタンハイドレードの分野を牽引する企業と言っていいでしょう。
もともとが石油開発を生業としているので、エネルギー関連のイベントで株価が動くことが多々あります。世界的にエネルギー需要が高まってくると、上昇トレンドを描きます。
- 日本海洋掘削(1606)
メタンハイドレード採掘の恩恵をもっとも受ける企業です。ザ・メタンハイドレード銘柄と言えるでしょう。個人的に、一番注目しています。
事業の内容は、海洋油田・ガス田の採掘請負です。冒頭のメタンハイドレードの試掘を行ったのもこの企業でした。海洋資源採掘の技術でNo.1です。
メタンハイドレードの採掘に関して、他の企業とも連携していて、筆頭株主にも他のメタンハイドレード関連銘柄の名前が並びます。採掘プロジェクトの最前線を担う企業と言えるでしょう。
近年では、深海採掘に力を入れていて、巨額投資を行っています。現在では、日本海側での採掘・埋蔵確認を計画しています。
- 石油資源開発(1662)
油田・ガス田を操業する企業です。基本的に海外での操業が主ですが、国内でも秋田・新潟で操業を行っています。
メタンハイドレード関連銘柄として注目される理由は、既得権を持っていることです。国内でガス田・油田を操業する権利を持っています。この点、将来的にメタンハイドレードの油田操業が現実的なものになれば、大きな利益を上げると期待されています。
株式銘柄としては、比較的安定した銘柄です。新規の技術分野では企業の赤字が続くことが多々あります。メタンハイドレード銘柄も例外ではありません。その点、石油資源開発は攻めの投資で特別損失を出してはいますが、例年は経常利益はコンスタントに黒字を出しています。コア事業が油田の操業という、長期間安定したビジネスであるからでしょう。
- 三井海洋開発(6269)
石油の貯蔵設備を開発するメーカーです。設備は海洋開発向けに特化しています。浮体式原油生産設備=通称FPSOと言われる貯蔵設備です。
メタンハイドレードの採掘量産に将来必要となる技術を持っています。メタンハイドレードのニュースではそれほど機敏に反応しませんが、それでも株価は上がりました。将来的にも、有望な企業であると思います。
持つなら現物でじっくりと
以上の通り、メタンハイドレードの将来性と具体的な関連銘柄をご紹介してみました。管理人の本業は技術者なので、こうした銘柄には大変興味を覚えます。将来的にも、成長性の高い企業が揃っていると思います。
ですので、株式の持ち方としては、現物で10年を見越して持つべきだと思います。メタンハイドレードの実用化の目処が、10年程度先であるからです。その頃に株価が倍になることを夢見て、じっくり持つべきでしょう。
2014年の前半からメタンハイドレードブームも一服して、ここ最近まで、株価は下落傾向にありました。それが、最近、再びエネルギー需要の増加が注目されてきていて、上昇トレンドを描きつつあります。2014年6月現在。ここらへんが、買い時であると思います。
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