投資業界には様々な金融商品が存在します。その一つが投資信託です。NISAやiDecoといった長期投資の仕組みを活用する場合、投信は切っても切り離せない関係にあります。
ただ、管理人の場合は投資信託が苦手です。一方で新興国市場は分かるという偏った志向を持っています。このまずい具合にミックスされた志向を使って、今回はメキシコ投信の解説をしようという企画です。
という訳で、メキシコファンドを例に投信の用語解説をしていきたいと思います。
- メキシコファンドを検索すると
- メキシコ投信の用語いろいろ
- メキシコ経済の2018年予想
メキシコファンドを検索すると
最初にメキシコの投資信託を探す方法を解説しましょう。と言っても、方法は簡単です。証券会社の投信ページで「メキシコ」と検索するだけで候補がたくさん出てきます。以下のスクリーンショットはSBI証券で検索した結果です。
ご覧のように、候補がたくさん出てきます。しかも、株式やら債券やらボンドにソブリンと、よく分からない用語がたくさん出てきますね。これでは、どの投信を選んでよいのか分かりません。
そんな訳で、今回は投信選びのポイントになる用語解説から始めたいと思います。
メキシコ投信の用語いろいろ
用語を解説するにあたって、投資信託の特徴を示すポイントをいくつか示しましょう。以下のスクリーンショットをご覧ください。いくつからのカテゴリがありますね。
カテゴリはざっと言って、以下の5つです。これらが投資信託の特徴を形付けます。
- ファンド名
- 基準価格
- 純資産
- スターレーティング
- 買付手数料
では、それぞれのカテゴリについて、解説を加えていきましょう。
- ファンド名
ファンド名はその名の通り、ファンドの名前です。ただ、このファンド名を見ることで、そのファンドが何の金融商品を扱うのかが分かります。具体的には、株式か債券の2択です。
株式の場合は「株式」「株式オープン」といった用語が入っているので、見分け方は簡単です。問題は債権の方で、これがちょっとややこしい用語がたくさん入っています。
- 債券
- 国債
- ボンド(訳:債券)
- ソブリンファンド(訳:国債ファンド)
ここいらの用語が入っていれば、債券でしょう。
- 基準価格
基準価格というのは、要は購入・売却する場合に使われる価格です。株式で言うところの株価ですね。
ただ、投信の場合は利回りが重要なケースが多々あります。利回り重視の場合は基準価格が安いものが優秀なケースもあります。まあ、安い時に買った方がお得なのは、株式も投信も違いはありません。
- 純資産
その投信が集めた資金の金額です。問題なのは、海外モノを扱うファンドでは、為替レートの影響をもろに受けることです。この点、メキシコファンドなら、純資産は右肩下がりのはずです。メキシコペソの為替レートがよろしくないためです。
たまに純資産が増加しているファンドも見つけます。ただ、それは営業努力の甲斐が実っているだけで、運用がうまくいっている訳ではありませんね。必ずしも、純資産の増加しているファンドが良いファンドであるとは限らないことを覚えておきましょう。
- スターレーティング
-
モーニングスター社が提供する格付けの数です。過去の実績を元に星一つから5つまでの5段階で投信を格付けしています。
このスターレーティングは、やはり高いに越したことはありません。ただ、飽くまで過去の実績ベースですので、今後のハイパフォーマンスが続く保証はないことも頭に入れておきましょう。
- 買付手数料
最後に買い付け手数料です。大体、海外モノの投資信託では3%弱の手数料を取る所が多いようです。しかし、手数料0の投資信託も存在します。どちらが良いという点は、一概には言えません。というのも、手数料を取る/取らないで、その投資信託の善し悪しは決まらないからです。
ざっと調べた限り、スターレーティングの付いている投資信託でも、手数料を取りながら赤字のものもあります。逆に、手数料0でも成績が変わらない商品もあります。正直、手数料で区別はつきません。
であれば、高い手数料はないに越したことはない、というのが管理人個人の意見です。
メキシコ経済の2018年予想
最後にメキシコ経済の行く末を占ってみましょうか。個人的には、日本の株式市場よりも有望なのではと思います。ただし、大統領選挙が終わったらです。
今年のメキシコは、NAFTA再交渉と大統領選挙という2大イベントが控えています。これが終わるまでは、ちょっと手出しは難しい所ですね。逆に、7月の大統領選挙さえ終われば、新政権への期待から買いが入るのでは?とも思います。
そんな訳で、大統領選挙後のメキシコ投資はいかがでしょうか。以下の記事では、管理人が別ブログでメキシコペソについて書いてみました。ペソの為替レートは投資信託の基準価格にもろに効きます。是非、ご覧ください。
リンク:メキシコペソの2018年予想
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。