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割安銘柄の買い時~PERを使った売買のタイミング

割安銘柄の買い時~PERを使った売買のタイミング

割安銘柄の買い時~PERを使った売買のタイミング

一般に低PERの銘柄は人気のない銘柄です。しかし、同時に割安銘柄でもあり、買い時を見極めれば大きな利益を得ることができます。今回のテーマは、低PER銘柄の買い時です。

このページでは、株価の割安銘柄を判断するPERの意味と、買いを入れるタイミング。そして株価上昇が実現した場合の利益確定=目標株価の算出方法について解説します。

内容は以下の通りです。

  1. 適正株価を判断する指数
  2. 適正PERと割安銘柄
  3. 割安銘柄の買い時
  4. 適正PERを利用しての利益確定
  5. PERの意味と計算

適正株価を判断する指数

みなさんは、どのような指針で株価の割安感を判断しますか?感覚?過去の安値?はたまた、チャートとストキャスティクスでしょうか?

そのどれもが正解であり、間違えかも知れません。株価に正しい価格など存在しないのですから。買いたい人が多ければ株価はあがり、人気が出なければ株価は下がります。

ただ、株価の割安感を示す一つの指標のようなものはあります。それがPERです。

PERというのは、Pirce Eaning Rationの頭文字です。以下の式で定義されています。

PER=株式単価÷(予想純利益÷発行株式数)

以下には、PERを使った割安銘柄の買い方・買い時の考え方を解説していきたいと思います。

適正PERと割安銘柄

ここでは、PERを利用した割安銘柄の探し方を解説したいと思います。

PERの値というのは、その銘柄が上場する市場によって、おおよその範囲が決まっています。例えば、東証一部上場の銘柄なら、最近はPER=16~22程度が適当な範囲でしょう。以下の表は、各市場におけるPERの最高・最低の値を①過去5年、②2013年のデータで示したものです。

  市場第一部 市場第二部 マザース
過去5年最高 33.6 553 (データなし)
過去5年最低 12.8 10.7 (データなし)
2013年最高 23.8 20.1 4.3
2013年最低 19.8 17.4 2.6

PERという値は、上場する市場、そして株式相場そのものに対する人気の程度によって変動します。2013年はアベノミクスの年でしたから、比較的、高い値で推移しました。ちなみに、過去5年で東証二部のPER最高値が以上に高いのは、2009年のITバブルがあったためです。おそらく、成長銘柄に対する期待度が高かったのでしょう。成長率の高い企業ほど、将来に対する人気で買われます。

さて、個別の銘柄に視点を移しましょう。PERは往々にして銘柄の人気度に比例します。逆に注目を浴びていない銘柄は、会社に実力があっても安いPERのままで放置されていることがあります。つまり、PERが低い銘柄は「割安」であり、例えば東証一部でPER=10以下の銘柄なら、PERの平均値を大きく下回りますから「買ってもよいかも」という判断ができる訳です。証券会社によっては、PERの低い銘柄をスクリーニングすることもできます。

低PERの銘柄は買い時か?

低PERの銘柄は買い時か?

もっとも、株価が「割安」だからといって、その銘柄が今後上昇するというのは安易な考えです。なぜなら、人気のない銘柄は、人気がないなりの相応の理由があるからです。「割安だと思っていたら、もっと下落した」なんて話は、そこら中に転がっています。

株式が割安となる理由は様々です。業種が斜陽産業である、利益が上がらない、流動性に問題がある、大物ヘッジファンドに買われていない、時流に乗ってない等々。数え上げればいくらでも買われない要因が思い浮かびます。所詮、株式というのは人気投票です。必ずしもPERの大きさが会社の実力を反映しているとは限りません。例え、実力のある割安銘柄でも、株価上昇に長い年月を要することもあります。

割安銘柄の買い時

では、割安銘柄でてっとり早く儲けるには、どのようなタイミングで買いを仕込めばよいのでしょうか?実は、割安銘柄を買うと利益の芽が出やすいタイミングというのがあります。それは、企業が注目を浴びるときです。

企業が注目を浴びやすくなるのは、固有のイベントが発生したときです。イベントの例としては、以下のようなものがあります。

  • 企業がニュースで取り上げられた
  • 扱うサービスが社会の注目を浴びた
  • 決算で大きな上方修正があった
  • 株式イベント(立ち会い外分売や市場昇格)をこなした

1つ例を挙げましょう。以下のチャートはミマキエンジニアリング(6638)という製造メーカーが3日連続ストップ高を記録したときのチャートです。

ミマキエンジニアリングの立会外分売とストップ高

ミマキエンジニアリングの立会外分売とストップ高

実はこの銘柄、ストップ高となる前に立ち会い外分売というイベントを実施していたのです。立ち会い外分売は多くの場合、株価を下げる要因です。しかし、このケースでは株主の数が増え、東証一部の基準をクリアするイベントとなりました。東証一部昇格の思惑が生じたのです。いくつかのブログやサイトで一部指定が噂されました。イベントを通じて、銘柄が注目された良い事例です。

適正PERを利用しての利益確定

前述のミマキエンジニアリングは、東証一部指定の思惑以外にも、いくつか買いの材料がありました。世間で3Dプリンタが注目を浴びる中、主力事業が大型プリンタであったこと。そして、円安の影響で大幅な黒字となる予想ができたことも好感されたようです。

  1. 立ち会い外分売で投資家の目に留まる
  2. 一部指定の噂がニュースとなる
  3. 主力事業が市場のトレンドとなる
  4. 決算の上方修正が予想される

上記4つの上昇イベントが、立ち会い外分売により一気に実現したのです。この手の銘柄は、往々にして忘れ去られたまま、いつ上がるか分からない銘柄です。しかし、ひとつのイベントをきっかけに、多くの注目を浴びる機会が訪れました。管理人も立ち会い外分売の時点で気づいて、買いを入れました。

上場市場がJASDAQであったとは言え、もともとがPER=6~7倍という割安銘柄でした。それが注目を浴びるイベントによって、短期に株価が上がったのです。

ストップ高となっても慌てることなく、目標株価を計算することもできました。適正PERを利用しての計算です。PER=12(東証一部の平均PERの下限)程度を目安にしても、適正株価1000~1200円が期待できたのです。PERの収まりそうな範囲を知っていれば、3連続ストップ高の後で満を持して利益確定することが可能な状況でした。

PERの意味と計算

ここまで書いた通り、PERという数字の性質を知っていると株価予想が楽になるケースが多々あります。せっかくですので、最後にPERの意味と計算方法を解説したいと思います。

繰り返しになりますが、PERの計算式は下記の通りです。

PER=株式単価÷(予想純利益÷発行株式数)

例えば、株価200円の銘柄で純利益が100百万円/年、発行株式が10万株なら、PERは以下のように計算できます。

PER=200円÷(100万円/年÷10万株)=20年

このPERという数字が何を示しているかというと、「その銘柄に投資して何年で元も取れるか?」という年数を示しています。この意味は、前述の式を書き換えると分かりやすくなります。右辺カッコ内が1株当たりの年間利益であるからです。

PER(年)=1株の価格(円)÷1株の年間利益(円/年)

これで分かりやすくなりました。PERとは、毎年コンスタントに利益が上がる仮定で単純計算して、何年で株価をペイできるかという年数を示しているのです。つまり、本来はPER=20なら投資家は20年で株式への投入資金を取り戻せると判断する訳です。

もっとも、実際の投資では、綿密に年数の意味を考えることはありませんし、PER値の計算結果も証券会社の取引画面で確認することができます。ただ、PERの本来の意味と計算式を覚えておくと、後々、株価予想で役立つことが多々あります。この点は、別の記事でも紹介していこうと思います。

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